大宮で30年超“気軽に立ち寄れる南国バー”が選んだ、熟成ミニ樽とその味わい

大宮で30年超“気軽に立ち寄れる南国バー”が選んだ、熟成ミニ樽とその味わい

TARU HOLIC「熟成ミニ樽」を導入するお店が全国的に増えつつあります。今回はその中でも、埼玉県大宮の繁華街にある“南国風スタンドバー”「Stand Bar Fresco 大宮南銀座店」様を訪ね、お話を伺いました。

お話を聞かせてくれたのは、当店オーナーの森下さん。バリ風の明るい雰囲気と、スタッフとの会話を大切にしたお店作りをされており、今では姉妹店を含めて大宮に4店舗を展開。気軽に立ち寄れて、お酒を語りながら楽しめる“アンテナショップ的存在”として、地域の人々に親しまれています。

そしてそんなお店で導入されているのが、TARU HOLICの熟成ミニ樽。これまでさまざまなミニ樽を試してきたという森下さんが語る、樽選びの基準、飲み方の工夫、家庭での楽しみ方まで熟成を知り尽くしたプロの視点から、その魅力をたっぷりとお届けします。


気軽に立ち寄れる、南国バリ風の“明るいバー”

── まずは、お店の雰囲気やコンセプトについて教えていただけますか?

森下さん:
今の「Stand Bar Fresco 大宮南銀座店」は、バリ風の南国感あふれる明るいお店なんですよ。バーってちょっと重たい、敷居が高いイメージがあると思うんですけど、うちはそれとは真逆で、気軽に入れる雰囲気を大事にしています。

── バーと聞くと、確かに少し格式があるような印象を持つ方も多いかもしれませんね。

森下さん:
そうなんですよ。なので、スタッフもアロハシャツを着たりして、見た目からも堅苦しくない空気を出すようにしてます。うちのスタッフは、娘をはじめ女性3人、男性2人の交代制で回してるんですが、会話も明るくて、バーというより“気楽に一杯飲みに行ける場所”って感じですね。

── どのようなお客様がよくいらっしゃるんですか?

森下さん:
20代から60代まで、かなり幅広い層のお客様に来ていただいてますね。常連さんもいれば、ふらっと寄ってくださる方も多い。お酒だけじゃなくて、会話そのものを楽しみに来てくれてる。政治の話をしたり、ちょっと愚痴をこぼしたり、そういうことができるのが、個人店のバーならではの魅力だと思います。

── お酒のラインナップもかなり豊富とお聞きしました。

森下さん:
はい、ウイスキーは100種類以上常備してますし、焼酎や日本酒も揃えてます。カクテルはロングカクテルを少しだけ。ショートカクテルは置いてないんです。ショートを飲みたい方には、うちの姉妹店を紹介してます。

── なるほど、“東口バーのアンテナショップ”的な役割もあるんですね。

森下さん:
まさにそうです。大宮のバー文化の入り口として、バーに慣れていない人でも入りやすく、それでいて本格的なお酒を楽しめる場所にしたいと思って立ち上げました。

── お店の立地も駅近なんですよね?

森下さん:
ええ、大宮駅東口から徒歩2分ほど。繁華街のど真ん中にあって、七坪の小さなお店なんですが、だからこそアットホームに感じてもらえると思います。

── そもそも、Stand Bar Fresco を始めようと思ったきっかけは何だったんですか?

森下さん:
私はこれまで大宮で4店舗バーを立ち上げてきたんですけど、どのお店も今では元スタッフが経営者として運営してくれてるんですよ。それもあって、今回はもう少し気楽に使ってもらえるような業態をやってみようと。「バーってこうあるべき」っていう固定観念をちょっと壊して、もっと自由に楽しんでほしいなって思ったんです。

── 森下さんが大宮で最初にバーを出されたのはいつ頃だったんですか?

森下さん:
最初は24歳のとき。もう44年くらい前になりますかね。「ティータイム」っていう店でした。そこから東京でいろんなお店を経験して、平成3年の1月に「カフェ&ショットバーフレスコ」を大宮で始めたのが、今に繋がる最初のバーです。

── すごい……歴史がありますね。

“5年で10樽以上”熟成を追い続けて選んだTARU HOLICのミニ樽

── タルホリックの樽についてお伺いしたいのですが、初めになぜ実際に使ってみようと思われたのですか?

森下さん:
これはもう、すでに10年ぐらい前からメキシコ産の樽を販売している会社がありまして、そこから合計で言うと5年ぐらいの間に10樽以上は買ってますかね。それで、いろんな形でウイスキーとかいろんな種類のお酒を研究しながら作っていました。

そんな時にTARU HOLICさんのミニ樽が出て、「あ、この樽いいな」と思ったんです。板厚が厚いのと、作りがしっかりしてそうだなと思って。それで使ってみたんですね。

── 実際に使ってみて、どうでしたか?

森下さん:
使ってみたら、ヨーロピアンオークが非常に塩梅が良くて、「あ、これはいいな」と。で、それに続いてガラス板のフラスコ樽もディスプレイしながら店で使っています。フラスコ樽は幅を取らないし、いいなと思って購入したんですよ。

── もともとメキシコの樽を使っていたのに、なぜTARU HOLICのミニ樽に替えたんですか?

森下さん:
メキシコの樽はサイズの種類が多くて使いやすかったんですよ。ただ、いかんせん…通常のやつだと、どうしても「天使の分け前」が多すぎる。「天使さん飲みすぎでしょ?」ってくらい(笑)。本当に、半分以下にすぐなっちゃうんですよ。

── そんなに減るんですね…。

森下さん:
だから継ぎ足しの量が多くなるし、販売目的だとすると非常に高単価になっていってしまうんですね。お客さんに勧めて、お客さんは飲むんだけど、絶対数がやっぱり店で少ない。だから、非常に難しいところがあって。

── なるほど…。

森下さん:
その点、TARU HOLICさんのミニ樽はバランスが良いし、メンテナンスが楽。あと一番大きいのは、販売目的でその樽を使っていく立場からすると、「天使の分け前」が少ないっていうのはすごく助かってますね。

── ミニ樽は、普段どのあたりに置かれているんですか?

森下さん:
お店のカウンターと事務所に置いてますね。やっぱりカウンターに置くと雰囲気が出るので気に入ってます。お客さんとの会話のきっかけにもなりますし。

── 実際にTARU HOLICのミニ樽で、どんなお酒を熟成されているんですか?

森下さん:
TARU HOLICさんのは、主にウイスキーですね。バランタインのファイネス、ジャックダニエル、それと角。この3種類を今は熟成させてます。

── その3種類を選ばれた理由は?

森下さん:
熟成年数が浅いものだからこそ、樽の変化が分かりやすいんですよ。最大の理由はそこですね。しっかり深まったバージョンが短期間で楽しめる。ヨーロピアンオークでどう変化するのか味わいたいと思ってやってます。

── お店でその熟成ウイスキーを出すとき、どんな提供スタイルにされているんですか?

森下さん:
まずはストレートですね。熟成前と後の飲み比べをしてもらうことが多いです。熟成前のウイスキーをハーフショットで、熟成後のものをワンショットで出します。

それともう一つ、ロックグラスに透明感のある丸氷を入れて、そこにグラスの縁から氷に当てずに静かに注ぐスタイルもあります。ステアはしない、ノーステアで。ゆっくり氷が溶けていく中で、香りや味がどう変わっていくかを楽しんでもらうんです。

── なるほど!ステアしないことで香りの変化も含めて楽しむわけですね。

森下さん:
そうなんです。時間をかけて15分ぐらいかけて飲んでもらうのが理想ですね。一杯のお酒で、ゆっくりと過ごしてもらえる時間を提供したいなと思ってます。

── ノーステアでゆっくりと変化を味わう、素敵な楽しみ方ですね。


“小さな樽がつくる大きな違い”——味の変化とお客様のリアクション

── 熟成前後で、味にはどんな変化がありましたか?

森下さん:
まず香りですね。それから甘みやコク、厚み、丸みも出てきます。特にファーストフィルの樽だと、柑橘系の香りがほんのり出たりもします。

例えばジャック・ダニエルの場合、スタンダードなタイプがわずか3ヶ月で、シングルバレルほどではないけれど、ぐっと深みのある熟成感が加わります。アルコールのツンとした角が取れて、香りもまろやかになるんです。

── 熟成の面白さが一番出やすいタイプということですね。

森下さん:
はい。その通りです。それと、ホワイトオークの樽も別で使っていて、ヨーロピアンオークとの飲み比べも楽しめるようにしています。

── お客様の反応はいかがですか?

森下さん:
初めて飲む方は「こんなに変わるんだ」って驚かれますし、「美味しい」ともよく言っていただきます。「別のウイスキーになってるみたい」と感想をくださる方も多いですね。

やっぱり小さい樽ならではの、短期間でしっかり変化を楽しめるというのが魅力です。香り、甘み、コク、厚み、そういった要素がぐっと深まるので、お客様にも喜んでいただけている実感があります。

── そう仰っていただけると私たちも本当に嬉しいです。

“家庭でこそ味わえる楽しみ方”──おすすめの使い方と蒸留酒の世界

── お店では素敵な楽しみ方をされていますが、ご家庭でも手軽に楽しめる方法があれば、ぜひ教えてください。

森下さん:
いろんなものを入れられますよ。基本的に蒸留酒であれば何でも入れられるんですが、自分の好きなスピリッツを入れて、味の変化を楽しむのが一番だと思います。

あと、ベースがプレーンでピュアなウイスキーならブレンデッドでもシングルモルトでも、変化が分かりやすくておすすめですね。

── 好きなお酒を入れて、変化をじっくり味わうと。

森下さん:
ええ。あとは例えば、1回目に安価なウイスキーを入れて、どのくらい味が変わるかを楽しんでみるとか、逆に最初からちょっといい12年ものぐらいを入れて、それが15年ものっぽくなるのを狙うっていう方法もあります。そのあとにスタンダードなウイスキーを入れて、「どのくらい変化するか」っていうのを自分なりに探ってみるのも面白いですよ。

── 熟成の度合いを自分の好みで調整していくんですね。

森下さん:
そうそう。で、「あ、自分の好きな味って、このくらいの期間でこういう感じになるんだな」って気づいたりしてね。そうすると、「もう1ランク上のウイスキー買うより、自分で熟成させた方が楽しいしコスパいいじゃん」って思えるかもしれない。そうやって“変化そのもの”を楽しんでもらえると、一番いいと思いますよ。

── 自分の“好みの味”を探す旅ができるんですね。それは本当に贅沢な体験です。


“自家熟成専門店の夢”──これから挑戦してみたいこと

── 今後、ミニ樽やフラスコ樽を使って、なにか新しく挑戦してみたいことなどはありますか?

森下さん:
そうですね、「自家熟成の専門店」みたいなものができたら面白いなと思ってるんです。

── 自家熟成の専門店…すごく興味をそそられます!

森下さん:
今のお店とはまた違うコンセプトで、もっと熟成に特化した業態ですね。ウイスキーに限らず、ラムやジンとかも含めて、それぞれの変化をじっくり楽しめるような。そんな場所があってもいいんじゃないかなと。

── 熟成によって“そのお店だけの味”を楽しめるって、とても贅沢な体験ですね。

 

── 最後に、この記事をご覧の方へ、メッセージがあればお願いします。


今回は、Stand Bar Fresco 大宮南銀座店様をご紹介しました。
こだわりの熟成ウイスキーと、個性あふれる空間が織りなす唯一無二の一杯。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 取材協力:Stand Bar Fresco 大宮南銀座店 (大宮駅東口から徒歩2分)

住所   :〒330-0845

      埼玉県さいたま市大宮区仲町1丁目33

      モンクール仲町第2ビル 1F

Instagram  :https://www.instagram.com/p/DTMwLBcEvvw/

電話番号    :048-871-7350

営業時間    :月火水木 14:00-22:00

         金 14:00-22:30 土 12:00-22:30

         日祝12:00-22:00


姉妹店

・Bar Fresco (大宮駅東口から徒歩3分)

・Café & Shot Bar Fresco(大宮駅東口から徒歩5分)

・Carino Bar Fresco(大宮駅西口より徒歩3分)