ラムをミニ樽で1ヶ月熟成したらどう変わる?1週間・2週間・1ヶ月で比較してみた
今回熟成するのは、ホワイトラムの定番「バカルディ スペリオール」。
すっきりとした軽やかな味わいで、ラムコークやモヒートなど、さまざまなカクテルに大活躍するホワイトラムです。
そんなバカルディのホワイトラムをTARU HOLICのミニ樽に入れて、1ヶ月間じっくり樽熟成してみました。
透明でクリーンなホワイトラムに樽の香りが加わると、1週間、2週間、そして1ヶ月でどのように変わっていくのでしょうか?
関連記事:【極上ミニ樽ユーザーさんに聞きました!】人気熟成ウイスキーランキングTOP5
【結論】香りをゆっくり楽しめる「リラックスリキュール」に

熟成前のバカルディは、クセが少なくクリーンで、カクテルにも使いやすいすっきりとした味わいでした。
ところがミニ樽で1ヶ月熟成すると、「何かで割って飲む」より、そのまま香りを楽しみたくなるラムに。
グラスを近づけると、チョコやラムレーズン、オークの濃厚な香り。口に含むとまろやかで、飲み込んだ後には花のようなアロマがふわっと残ります。
この飲んだ後の香りが、今回のバカルディ熟成で一番好きだったポイントです。
夜、寝る前に一杯だけ注いで、飲んだ後に鼻でゆっくり深呼吸する。オークや花のような落ち着いた香りが残って、なんだかホッとする。
そんな、味だけでなく「香りながら飲む時間」まで楽しみたくなる「リラックスリキュール」になりました。
もちろん、ラムコークにしても相性は◎。樽熟成によるオークや甘い香りが加わることで、いつものラムコークもぐっと香り豊かになります。
| 熟成期間 | 香り | 味 | 余韻 |
|---|---|---|---|
| 熟成前 | アルコールの香り | クリーンで、少しライムを思わせる風味 | ほのかな苦み |
| 1週間 | アルコールの香りが消え、爽やかなオークの香りに | ウッディでアロマティック。飲みやすい | 後からライムの香り |
| 2週間 | オークの爽やかな香りがさらに強まり、チョコのような香りも | ウッディさが強まり、キャラメルのような風味に | ライムとウッディな香り。落ち着いた余韻 |
| 1ヶ月 | チョコ・ラムレーズン・オークが重なる濃厚な香り | チョコ・ラムレーズン・オークに花のような香り。まろやか | 花のような、落ち着いた香り |
では、実際にどのように変わっていったのか詳しく見ていきます。
今回の熟成実験

今回使用したのは、バカルディ スペリオール(ホワイトラム)と、ヨーロピアンオークを使用したTARU HOLICのミニ樽です。
透明でクリーンなホワイトラムをミニ樽に入れ、以下のタイミングでテイスティングしました。
- 熟成前
- 1週間後
- 2週間後
- 1ヶ月後
それぞれの香り・味・余韻が、樽熟成によってどのように変わっていくのかを追っていきます。
熟成前|すっきりクリーンなホワイトラム

まずは、ミニ樽に入れる前のバカルディから。
香りを嗅ぐと、まずアルコールの香りを感じます。
味わいはクセが少なくクリーンで、ほんのりとライムを思わせるような爽やかさがあります。
余韻には少し苦みが残りますが、全体としてはすっきりとした印象です。
1週間後|爽やかなオークの香りが現れる

1週間後、まず大きく変わったのが香りでした。
熟成前に感じていたアルコールの香りが消え、代わりに爽やかなオークの香りが現れました。
香りを嗅いだだけでも楽しめるほど、樽由来の爽やかなアロマを感じます。
口に含むとウッディでアロマティック。樽の風味が加わっていますが、重たさはなく飲みやすい味わいです。
飲んだ後にはライムのような爽やかな香りが残り、オークの香りを楽しみながら、後半には熟成前のバカルディに感じた爽やかなニュアンスも残っていました。
2週間後|チョコとキャラメルのような甘いニュアンス

2週間後には、1週間後よりもオークの爽やかな香りがさらに強くなりました。
そこに新しく加わったのが、チョコを思わせる香りです。
味わいもウッディさが強くなり、キャラメルのような甘い風味を感じるようになりました。
余韻にはライムの爽やかさとウッディな香りが残り、どこか落ち着くようなアロマも感じます。
爽やかなオークが中心だった1週間後から、少しずつ甘く濃厚な方向へ変化してきました。
1ヶ月後|チョコ・ラムレーズン・オークの濃厚な香りに

1ヶ月後は、さらに香りが豊かになりました。
グラスから感じられたのは、チョコ・ラムレーズン・オークが重なった濃厚な香り。
味わいにもチョコやラムレーズン、オークのニュアンスがあり、さらに花を思わせるような華やかなアロマも感じられます。
口当たりもまろやかになり、熟成前のクリーンなホワイトラムとはかなり違った印象に。
飲んだ後にも花のような落ち着いた香りが残り、味だけではなく、余韻のアロマまでゆっくり楽しめるラムになりました。
1ヶ月でバカルディのホワイトラムはどう変わった?

今回、バカルディのホワイトラムをミニ樽で1ヶ月熟成してみると、次のような変化がありました。
熟成前:クリーンですっきりとしたホワイトラム
↓
1週間:爽やかなオークの香りが加わる
↓
2週間:チョコやキャラメルのような甘いニュアンスが加わる
↓
1ヶ月:チョコ・ラムレーズン・オークがまとまり、花のようなアロマも感じるまろやかな味わいに
熟成前は透明でクリーンな印象だったバカルディに、時間とともにオークの爽やかな香りやウッディな風味が加わり、さらにチョコ、キャラメル、ラムレーズンを思わせる濃厚なニュアンスへと変化していきました。
そして1ヶ月後に特に印象に残ったのが、飲み終わった後のオークや花のような落ち着いたアロマです。
夜に一杯だけグラスに注ぎ、ゆっくり飲んで、鼻から抜ける香りを楽しむ。
カクテルのベースとして使っていたホワイトラムを、今度はそのまま香りを楽しみながら飲みたくなる。
そんな「リラックスリキュール」のような楽しみ方ができる味わいになりました。
また、ラムコークにすると、オークや甘い香りが加わることでいつものラムコークもより風味豊かに。
カクテルのベースとしておなじみのホワイトラムをあえて樽熟成して、そのまま香りを楽しむ。
みなさんもぜひ試してみてください。