【豆知識】知られざる燻製の歴史!古代から現代まで味の旅
今回は、「燻製の歴史」を辿る冒険に出かけましょう!
燻製の歴史はとても古く、その起源は古代にまで遡ります。
古代
紀元前7000年頃、人類が火を使い始めたとき、洞窟の中で吊るしていた肉が煙にさらされると腐りにくいことに気づいたのです。
長時間経っても食べることができ、味も良くなることに気づいたことから燻製が生まれたと考えられています。
中世
ヨーロッパでは、長い航海の保存食として豚肉の塩漬けが船に積み込まれ、火で炙って貯蔵されました。
船が各国へと渡り歩く際に、その肉が世界へと広まり、ベーコンの原型が広がっていきました。
こうして世界各地で独自の燻製文化が発展し、ハムやベーコンなどの保存食が定着したのです。
近代
ヨーロッパ人が発見したスパイスを加える手法によって、より現代の燻製に近づき、美味しさも追及され始めたのです。
日本では、いぶりがっこや鰹節などの保存食作りに利用されてきました。
現代
冷蔵技術の発達により、保存目的から風味を楽しむ目的へと変化しました。
また家庭でも手軽に楽しめる燻製器が登場し、趣味として人気が高まっています。
サーモンやチーズ、ナッツなどの食材が人気です。
いかがでしたか?
人類が火を使い始めたころから”燻製”の手法が使われていたとは驚きです。
古代の人々も燻製の味わいを楽しんでいたのかもしれませんね。