家庭用熟成樽で変わるお酒の味、変化の様子
最近、家庭でも手軽に楽しめる「家庭用熟成樽」が注目されています。
自宅でお気に入りのお酒を樽に入れて熟成させることで、風味が変わり、自分だけのオリジナルな味を楽しむことができるのが魅力です。
家庭用熟成樽での熟成
ミニ樽での熟成は、長期間行う大容量の樽での熟成と全く同じで はありません。
ミニ樽ではお酒と樽材の触れる面積の比率が非常に高いため、
短期間でお酒を熟成させることが可能です。
お酒にさらに複雑な香味を与える、自分好みの味わいにすることがミニ樽の楽しみ方です。
例えば、アメリカンホワイトオークで樽熟成されたウイスキーを、スパニッシュオーク樽で追熟させることでより多様な香味成分を付与する、シェリー酒を入れた後のミニ樽で果実の甘い香りをプラスするといった使い方です。
また、樽熟成されていない焼酎などを、樽熟成酒に変えることができます。
味の変化
更に同じ樽を使用し何度も熟成させることでその樽の熟成の味は徐々に変化していきます。
前に入れたお酒の風味や成分が樽に移り、より複雑な熟成効果が得られるようになっていきます。
1. 新樽は木香が強く、樽本来の特性を強く感じられます。
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2. 樽が落ち着き、木香が効いた爽快な香味が味わえます。
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3. 長期熟成に向いてきます。上品な木香のお酒に仕上がります。
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4. 木香が軽くなり、穏やかな香味になります。
家庭用熟成樽は、手軽にお酒の風味を変化させることができ、自宅で新しい味わいの発見を楽しめるアイテムです。
時間をかけてじっくりと風味が変化する様子を観察しながら、自分好みのタイミングで味を調整することで、さらに奥深いお酒の楽しみが広がります。
※最後に大事な注意点!
ネットショップでは、チャーリング(樽の内側を軽く焦がし、バニラやキャラメルのような風味をウイスキーに加わえるための工程)がされてない安価な外国製のミニ樽が大量に販売しております。
チャーリングされていない樽では熟成ができません。
家庭用熟成樽を購入する際は、必ずチャーリングされている商品か確認して購入してください。